【ウルブス通信】27:仕掛け釣りはスイングトレードで

ウルブス通信
27:仕掛け釣りはスイングトレードで

トレードスタイルにはいくつかのパターンがあって、大きく3つに分類されます。

まずは短い時間足を使って
1トレードを、数秒から数分で終わらせる「スキャルピング」
仕事のような感覚で
全ポジションを1日ごとにリセットする「デイトレード」
そして1ポジションを数日から数ヶ月にわたって保有する「スイングトレード」

WOLVESで教えている仕掛け釣りのテクニックはこの
「スイングトレード」だということを理解していますか?


多くの人のトレードを見ていると、
1回仕掛けた仕掛けをずっと眺めながら「勝った」「負けた」と一喜一憂して、
全ての仕掛けの結末を夜まで観察する「デイトレもどき」が多い気がします。

まぁ、時間のない時に短い時間足を使ってスキャルをするのはNGではありません。

※でも、スキャルのポイントとしては、
ASKとBID、そしてスプレッドの扱いをきちんと把握していることが重要。
そして、スキャルは動きが激しいので「チャートから目を離さない」ことも重要になります。
あ、それとスキャルピングの時は基本的に「成行」でエントリーしてくださいね。
仕掛け釣りは機能しませんので。
でもTPとSLは必ず入れてくださいね♪

基本的な仕掛け釣りのイメージを覚えてください。

普段の添田の場合、
①毎朝およそ10個程度の仕掛けを新たにセットします。
②3個くらいは解除になる(残り:仕掛け7個)
③4個くらいエントリーする(残り:仕掛け3個)
④決済までいくのは2個程度(残り:仕掛け3個&ポジション2個)
⑤残ったポジション2個は翌日まで繰り越し。
⑥エントリーされなかった仕掛け3個も翌日まで繰り越し。
そして①に戻る。
こんな感覚ですかね。

ここで重要なのは《毎日仕掛けがクリアになる訳じゃない》ってことと、
《エントリーしたものは含み損を抱えてても数日間は残るのが普通》ってこと。

そして毎日このルーティンを繰り返していると
《ポジションの数はどんどん増えていく》ことも珍しくないって感じです。

特に4時間足で仕掛けた場合、
セットから決済まで1週間くらいかかっても不思議じゃないです。

だから、ポジションとにらめっこしながら、含み損に一喜一憂してる暇はないというか、
その時間があったら私の場合は
「他に美味しいサインがどこかに出てないかなぁ」って探します。


多くの人は「勝てるサイン」を探します。これじゃ絶対に利益はのこらない。

「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」ということわざもありますし、
伝説のジャイアンツの終身名誉監督である長嶋さんは
ほとんどの打席で見逃し三振は無かったといわれます。

バッターボクスに立ったら完全勝負。
三振かホームランか。
それくらいの意気込みだったと伝えられています。

同じですよね。
チャレンジの回数が増えなければ結果なんてついてくるわけがないので。

仕掛け釣りってのは「この罠にかかったらラッキー!」くらいでいいんです。
罠はたくさん仕掛けるからこそ、どこかで獲物がかかるわけで。

セットした仕掛けの中でエントリーまで行くのはわずか。
エントリーしても利確するのは全部じゃない。
利確してもビッグリターンが出るのは本当に数十回に1回くらい。

そんなもんです。
だからこそ、分母の「仕掛け」を増やさなければ勝てるわけがないってことですね。

焦っちゃいけない。
利益獲得までは時間がかかるってことを覚えておいてください。


一番ダメなのは「あと○○○円くらいで目標達成だから。。。」という
甘い気持ちで無茶な短期トレードに手を出す人。

これ、だいたい失敗してマイナスになります(笑)

だって、仕掛けってのは本当に海でのサーフィンみたいなもんで、
『いい波が来てくれる』のがまず第一関門。
『上手く波に乗れる』のが第二関門。
『最後までランディングできる』のが最終関門。

このスタート時点の「いい波がくる」というのは人力ではどうにもならない。
だから皆サーファーは海の上でプカプカと待ち続けるわけで。

今回のロジックに「サーフィン」と名前がついているのは
そのイメージだからです。よい波を待つしかない。

強引に海に出て、強引に小さい波にアタックしても、
最後は沈没して疲れて終わるのです。

だから、まず良い波を探すことが一番。
そして良い波に数多くアタックしなくちゃいけない。
そのアタックの中で何回がベストライディングができたら最高!
そんな感じでチャレンジしていきましょう。

《サーフィンは一日にしてならず》