【ウルブス通信】22:株価と円相場の関係性

ウルブス通信
22:株価と円相場の関係性

端的に言ったら、株価が上がったら為替(FX)がどうというのは
きっちり連動している訳じゃないのですが、
やはり影響するのは間違いないし、ある程度の法則性は存在します^^

その国の株価が安くなれば、当然その国に対する不安感が増していきます。
不安感が増していくと、その国の通過に対する期待感も下がってきます。

 

しかし!
ここで重要なのは《日本だけは別》ということ。

過去の流れを見ても、日本の株価が下落すると逆に円の価値は上がります。
ここを間違えちゃうと大変なことになる^^;

それは良い話ばかりではなくて
日本経済に大きな影響力を持っているのが、
そもそも海外系の投資家や企業だってことなんですね。

為替市場は前にもどこかで話しましたが基本はドル建て
(自国の通貨をドルに変えてから為替介入する)で行われます。
つまり、最初からドルを使ってる国の人は差損もレバレッジも気にしないで
売買ができる訳なんですが。。。

為替差損を取引する投資家ならそれでいいのですが、
日本経済を動かしているのは海外企業の力が大きい。

その海外企業が日本と仕事をする時には、当然、円に変換して仕事をしている訳です。

他の国では、その国の通貨をドルに変換してやりとりするのが普通ですが、円が力を持っていた頃のなごりで日本国内における円での取引に限っては、通貨を円に変えてから取引が行われる。

 

その国の株価が下がったら、
投資家はロスカットを恐れて円を買い増しして逃げようとする。
企業系は、日本の株価が安くなれば海外からの資本流入が増える。

日本は輸出産業が大きな比率を占めているので、株価が安くなれば輸出産業系の企業株式が買われるので、結果的に円高になります。

投資の世界では《株安円高、株高円安》と言われるくらい、
この流れがセオリーになってますね。

 

しかし
大事なのは海外ではまったく逆ということ。

株価が下がれば通貨安を招きます。
株価が上がれば通過高になります。
日本円だけは特別なんだ!ということは忘れない方がいいですね。

だからこそ、もう少し上級編になると「日経平均株価」とかを
FXトレーダーが重要視してくる意味もわかってくるかと思います♪