【ウルブス通信】10:トレードメモはメンタルマップ

ウルブス通信
10:トレードメモはメンタルマップ

ほとんどの方は、B7程度のカードに自分がトレードするときの注意事項などを記載しているかと思います。いわゆるトレードメモですよね。

実はこれはちゃんとした研究の上で勉強に役立つとされる『メンタルマップ』という考え方をベースにしています。

人間は同じルーティンを習慣化する時、最低でも3週間を要すると言われています。
逆説的に考えると、3週間さえ継続できればそれが習慣になって自分に定着すると言うこと。

しかし、同じことの繰り返しだと人間は飽きてしまいます。違う事を考え、もっと別のやり方の方がいいのでは無いかと疑いだし、独自のやり方を始め、最終的には迷走して破綻します。

それを回避するのがこのメンタルマップというやり方。

記載されている事を読む事で、頭の思考を効果的に遮断し、期待的に無機質に行動を繰り返すことが出来ます。
最後にはその方法が自分の中に定着し、そのやり方を何も考えることなくトレースすることができるようになります。

チャートは二つと同じ形が現れることはありません。だから、毎回違う事を考えなくちゃならないと思い込みます。これは間違い。

同じ相場が繰り返される事はないからこそ、あえて自分の軸だけはしっかり持たなくちゃなりません。

そこで、このメンタルマップを活用します。自分の中で習慣化するまで、この紙に書かれた事をただただトレースする事に尽力すればいいんです。

そして、

チェックする項目だけ書いて終わりではもったいないですよ。
そのインディケータの何をみて、どう判断するのか。この場合はこう、あのパターンの時はこう考える。そういった思考の選択肢も同時に書き込んでおきます。それで迷わなくなる。

自分がついやってしまいそうなミスも書いておきます。トレードする前に一読する事で思い出し、機械的なトレードを、することが可能になります。

さらに

裏面には、FXで稼いだらやりたい事、行きたい場所、書いたいものを羅列してもいいかと思います。本当は写真とか画像を貼っておくとさらに効果的と言われます。

自分が何の目的のために稼ぎたいのか。
これを達成したらこんなご褒美がある。
逆に、ルールを守らなかったらこれらが全て手に入らない。だからしっかりルールを守る。

自分のモチベーション維持の為にも是非やってみてください。

重要なのは、チェック項目だけ書いてても効果は半減するということ。
何に気をつけて、どこを確認するか。
これらをどんどんら書き足していくことで、自分のバイブルが出来上がります。

大きな紙やノートに書くのではなく、手に持つだけで確認できるこのサイズのカードが一番だと私個人的には思ってます。

人間はそんなに優秀な生き物ではありません。新しい情報を忘れるからこそ、次の情報が入ってきて成長していく。
人間はそんなメカニズムで出来ているので忘れて当然なんです。

忘れないようにメモしよう。
ではなくて、忘れる事を前提に、全ての戒めを記載しておくと効果的です。

トレードする時、起きた時など決まったタイミングでこれを確認することも重要。それこそ習慣化なんですね。

トレードメモ(メンタルマップ)を書いてない人はもう言語道断です(笑)
頭の記憶だけでトレードが上手くなったら苦労はしない。

人間はそんなに出来の良い生き物では無いって事を認識して。
さらには、忘れる事は当たり前。だからこそ忘れそうな時に思い出すためにもカードが必要なんです。

自分を過信しない。
めんどくさがらない。
重要なメンタルマップを常に確認する。

やってみてください。

描き直し、加筆し、更新するからこそ、あなた唯一の宝物が出来上がるはずです。

世界の猛者が鎬を削る為替の世界。
素人の情弱人間である私たちが、自分単体のテクニックと、頭の一部で覚えた気になってる知識だけで世界の猛者と戦おうというのですから、その無謀さは自覚できると思いますよ。

個人ではなくファミリーの知恵を集めて
忘れないためにチェック項目はどんどん加筆
目標を見失わないように夢の話を書いても良いです。

騙されたと思って、自分の宝のトレードメモ(メンタルマップ)を常に持ち歩いてみてくださいね。