【ウルブス通信】24:トレードはシステマチックに

ウルブス通信
24:トレードはシステマチックに

昨日の「仕掛け釣りと確率論の話」に続いて数字の話題を。

投資の世界には
「資産の25%を失った人は
 75%の確率で口座を破綻させる」
というデータが存在します。

つまり、自分のトレード資金の25%は失わないように
トレード計画をたては方がいいということ。

昨日のコラムで
「同時仕掛け」の有効性は理解してもらえたかと思います。

それと今回のデータをどのように結びつけたら良いか。
単純な方法を教えますね。

朝チェックなどで、2個同時に仕掛けを入れる場合。
口座残高の25%を減らしてはいけないわけですから
トレードプランナーの設定で、
許容損失割合を 25÷2=12.5% 程度にしておきます。

3個同時に仕掛ける時は?
25÷3=8.3% 程度

4個同時だったら?
25÷4=6.3% 程度

こんな数値にして仕掛けてみたらいかがでしょう?

昨日の確率論から言っても
複数同時仕掛けで、全敗することはほぼないはず。

そして、今回の格言で
口座を仮に全敗で減らしたとしても
25%以内に収めれば、口座破綻からは免れる結果がある。

ということはだ、
この数値でトレードをしていけば
期待値を最大に保ったまま、破綻を避けられるというわけ。

感情でトレードせず
システマチックで機械的にトレードすることで
自分の投資のブレを補修できるというわけですね。

日本では、トレード手法のことを
「ロジック」とか「ノウハウ」って呼びますが
海外では「システム」と呼ぶのが普通です。

つまりは、それだけ感情を排除(制御)して
システマチックに遂行することが大事ってわけですね。

だったら、
何の基準もなくルールを決めるよりは
こうやって、確率論に従ってシステムを構築した方が
結果が出やすいかと思いませんか?