【ウルブス通信】11:波動周期の話

ウルブス通信
11:波動周期の話

今日は、超ウルトラ重要なのに、今まで話してこなかった理論
《波動周期》について書いてみたいと思います。
これは知ってるのと知らないのでは、トレードの性格がガラリと変わりますよ。

サーフィンをやっている人なら知ってる話ではありますが、
よく海に浮かんでプカプカと浮きながら波を待ってる人たちが居ますよね?
もちろんアレは自分が乗りたい大きくてナイスな波を待ってる訳ですが
実はただ単にボーっと待っている訳じゃありません。

自然界の不思議ですが、波にはやってくる周期が存在します。
「小波が5回続いて6回目に大波が来る」という周期に入ったら暫くそれが続く。
そして「これが3セット続いたら4セット目には大きな波が来る」というような
周期もあったりする。

この波の周期(波動周期)為替相場にもあてはまります。
普段はレンジ相場が続くが、何回かに1回は大きなトレンドがやってくる。
そのパターンは何回か続いた後に、ドカンと下降トレンドやってくる。とか。

しかし!
この波の周期(波動周期)を正確に把握する事は非常に困難。
サーフィンの場合は、ボードに跨りプカプカ浮きながら数えられるので楽です。
でも相場の場合はそうはいきません。
完全に把握することは不可能に近い。

波はビーチに着いたらブレイクしますが、
相場は下手したら遥か彼方まで落ちていく事だって珍しくない。

では、この波動周期の考え方を相場に応用する事は不可能なのか?
答えは《否》!

●ここから重要●
トレンドを「波」と見て、波動周期を探して、その中の大きなトレンドだけを拾って勝つ。
そんな考えでトレードしてたらきっと失敗します。

ではどう考えるべきか?

実は非常に簡単で、それでいて効果絶大な思考法があります。
それは「損切り」を小波、「利確」を大波と考えること。

具体的に説明すると、
普通は以下のようなイメージでトレードを見ていますよね?
━━━━━━━━━━━━━━━
■損切り=失敗、間違い、マイナス、損害、見落とし
■利確=成功、正解、プラス
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しかし
『トレードは上下を当てるゲームではない。値幅を取るゲームである』という、
WOLVES流の大原則がありましたよね? ですので、これをただ単に
━━━━━━━━━━━━━━━
■損切り=取れる値幅が小さい波だった
■利確=取れる値幅が大きい波だった
━━━━━━━━━━━━━━━
このように考えるわけです。

自分の軸になるロジックは疑って変えちゃいけませんよ。
ココがブレたら何も意味がなくなります。
毎回、出来るだけ決まった思考ルーティンで相場を判断します。
(※これには自分独自の「トレードメモ」が非常に役に立ちます)

それでも結果的には、勝ち負け色々あると思います。
ですが、その時に取れた《値幅》を「波」として考えるわけです。

取れた利益が少なければ小波。
(損切りもマイナスではなく「取れた値幅が少なすぎた」と考えます)
取れた利益が大きければ大波と見ます。

その上で波動周期を意識して
《小波が何回か繰り返した後に大波がやってくる》と考える。つまり、
《何回か損切りを繰り返した後に大きなトレンドで爆益を拾う》
という戦略意識に切り替える訳ですね。

大きな利益(ビッグトレンド)を獲得するまでには
小さな損切りを繰り返さなくちゃいけない。

言い方を変えると
『損切りを最小の被害で抑えながら耐え続け
大きなトレンドが発生したら利益を大きく取る』
という思考法を持ってください。

『トレンドが発生するまでは耐え続ける』
ということ。

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シグナル → エントリー → 損切り → 『小波だったか、はい次!』
シグナル → エントリー → 損切り → 『まだ小波かぁ、はい次!』
シグナル → エントリー → 損切り → 『小波が続くなぁ、はい次!』
シグナル → エントリー → 損切り → 『そろそろかなぁ、はい次!』
シグナル → エントリー → ビッグトレンド!! → 『やっと大きく利益が取れます♪』
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このイメージを意識してください。

大きく勝つまでは、小さく負けるのは当たりまえ。
大きな利益までは、小さな負けを続けなくちゃいけない。
だからこそ、最適な損切りが重要。
待ち望んだ大波が来たら、しっかり利益を頂きましょう。

全勝でトレードを終わらせる事は出来ない。
勝率を追い求めてもまったく意味がない。
負けても負けても破産しなければ大波が待てる。

これを忘れないように。

意識改革をしましょう!!!!

ビッグウェーブに乗るまでは、
小波を軽めに回避して待ち続けるのがトレードってやつですわ。