【ウルブス通信】6:ローソクが最強の情報源だって知ってました?

ウルブス通信
6:ローソクが最強の情報源だって知ってました?

それこそ無数のインディケータが世界には溢れかえっています。公式のものから非公式に個人が作ったものまで。よくまぁ、こんなに色々あるなと思ったりしませんか?だって基本は全て四本値を元に記載されたものに過ぎません。ようは四本値を違う形で表してるって事になりますね。

四本値って解りますよね?「始まり値」「終わり値」「最高値」「最安値」の4つの価格の事を言います。その四本値を効率よく記載したのがローソク足ですね。
ローソクの本体の部分。上昇している「陽線」の場合は、下が始まり値で、上が終わり値。加工している「陰線」の場合は、上が始まり値で、下が終わり値。ヒゲはそれぞれ最高値と最安値を表しています。

ローソク足自体は、江戸時代の日本で生まれたものです。大阪の堂島米会所(世界初の先物市場と言われている場所)で、日本人の米商人「本間宗久」が考案したと言われています。いわゆる、現代チャートの元祖ですね。そして彼はのちに「酒田五法」という分析法も考案するわけです。これも現代テクニカル分析の基礎みたいなもんですからね。分析系が好きだったんですね。

酒田五法というのも解りますよね?そう、皆さんが大好きな《三尊》も酒田五法です。

「三山(三尊&三山)」
「三川(逆三尊&三川)」
「三空(三空踏み上げ&三空叩き込み)」
「三兵」
「三法」

この5種8形のチャートパターンを元にして分析する手法です。WOLVES的には三尊と逆三尊だけ知ってればまぁ大丈夫かと思いますが、興味のある方は調べてみてもいいでしょう。

※三尊と逆三尊に関しては、近日中に動画をアップします。

他にもこのローソク足の動きをベースにした《プライスアクション》という分析法もあります。代用的なものだけでも、

「スラストアップ」「スラストダウン」
「ランウェイアップ」「ランウェイダウン」
「ピンバー」
「リバーサルハイ」「リバーサルロー」
「インサイド」「アウトサイド」

上げ出したらキリがなくなりますw

さらに他にも、ローソク足の動きを元にした分析法はあります。動いの波形を解析する「チャートパターン」ですね。これまた代表的なのだけで、

「ダブルトップ」「ダブルボトム」
「トリプルトップ」「トリプルボトム」
「V字型」「N字型」「ボックス型」
「ライントップ」「ラインボトム」
「ソーサ―トップ」「ソーサ―ボトム」
「トライアングル」「シンメトリカルトライアングル」
「ペナント」「ウェッジ」「フラッグ」
「リバーストライアングル」「リバースペナント」
「ダイアモンド」
「カップ&ハンドル」「ソーサ―&ハンドル」
「キャンドルスティックパターン」

などなどw これらも四本値を元にしたローソク足の動きを基本として分析する手法です。それほどローソク足というのは様々な情報が詰まっているわけです。

※チャートパターンに関しても代表的なものを近日中に動画アップします。

よく一流トレーダーや大手プロップファームのマネージャーはインディケータをほぼ使わないという話をします。これは別に未来を見る特殊能力が備わっているわけでも、秘密の分析ツールを持っているわけでもなく、この《四本値》つまり《ローソク》に全ての情報が詰まっていて、全ての心理が現れる事を知っているからなんです。だから、四本値を元にして複雑な計算式を用いて表示する意味不明なインディケータよりも、そのベースになる四本値やローソクを重要視しているだけなんですね。

インディケータをほぼ使わないチャート。すごくシンプルなように見えて、じつは何よりも情報が詰まっている宝の地図なんです。そこから宝を導き出せるかは我々次第。

こんなに面白いゲームはないと思うんです。世界最高の実績をあげてるウルトラハイパー超すげぇトレーダーと、我々は基本的に手にしている情報は一緒。これってすごい事なんですよ。ゴルファーだってレーシングドライバーだって陸上選手だって。テクニックと肉体が一番重要ではありますが、それ以上に道具の差というのが出てくる。ただし、相場は違う。ほぼ全ての情報は公平に提供されているわけですから、一番言い訳が効かないけども、一番フェアでやりがいのあるゲームなわけです。

あ、「ゲーム」という表現が引っかかってる人がいますか?FXは間違いなくゲームですよ。断言します。「ゲーム」っていうのは「競技」という意味があります。ようは相手と競い合うってわけ。

FXは自分との戦いですか?いやいや、全く違います。FXはゼロサムゲームです。つまり、必ず勝者と敗者が同数存在する市場。本来はね。売りと買いがイーブンで成立しないと売買がなりたたない世界。

あ、でも、我々は? そう、ノミ行為のような証券会社を使っているからインターバンクも使えない。我々の注文は実際には買われていない。つまり? 世界規模の市場で取引をしているにもかかわらず、我々はゼロサムゲームじゃないんですよ。相手が実は存在しない競技。

つまり?

自分の実力だけで、大手銀行やプロップファームと公平に渡り合える素晴らしい世界なんです。それでも競技には違いない。つまり、間違いなくこれはゲームなんです。

話がそれました(笑)

つまり、不要なインディケータをどんどん追加したい気持ちもわかりますが、必要最低限の装備でローソクを信じてトレードしてみるのも悪くないと思います。

今のウルブスチャートですらインディケータは多いと思いますので。。。